カマギドン


 ウルトラマンがアニメになり、ガンダムがスタートした特撮大ピンチの昭和54年。忘れてはならない怪獣番組がありました。思い出さなかったら忘れそうになる怪獣ドラマ「メガロマン」。今回のお題は「カード図鑑 メガロマン」(昭和54年・朝日ソノラマ)。私の好きなブログ「ソラリスの時間」に出ていた一枚の写真をたよりに四天王寺の古物市を探して手に入れました。貼り函こそ無くなっているもののカードは全部そろっています。メガロマン怪獣のディテールがわかるスチール写真は貴重です。値段を尋ねたら4000円と言われました。店主が女の人だったので、あまく見て話したら、「メガロマン」の概要を把握されていました。そうなると怪獣好き相手に4000円は高くもなく安くもありません。むこうの方が一枚上手でした。
 アニメブームの反作用のように、日本特撮を再評価する動きが昭和53年頃に起こったのですが、思えばそれはゴジラとウルトラマンの復活を待望する活動でした。時代の空気を読み切れずに登場したメガロマンは、目論んだよりも歓迎されなかったのでした。手持ちの資料も本当に少ないので、私のメガロマン観を書いてお茶を濁しておきます。
 おそらくテレビ先行企画だと考えられますが、原作が雁屋哲さんになっています。少年サンデーに「男組」を書かれていた頃なのでしょうか、この時期の雁屋哲さんは料理より拳法に興味があったようです。メガロマンも宇宙拳法で戦います。そうなると宇宙空手のウルトラマンレオと対決させたくなりますが、レオの身長は52m。メガロマンはなんと150m!試合が成立しません。
 メガロマンに変身するのは地球人の父とロゼッタ星人の母の間に生まれた獅子堂たかし。演じるのは北詰優基という俳優なのですが、ものすごい美男子です。キムタクよりかっこいい。これほどの人がなぜ有名にならなかったのかがメガロマン七不思議その一です。ふたごの弟・ひろしももちろん北詰優基が演じています。獅子堂たかし・ひろし…大金持ちのおぼっちゃんみたいな名前です(すまんのう〜)。
 ヒロインとして十代の娘が存在し、アクションもこなして活躍するのですが、それよりも、獅子堂たかしのお母さんの方が断然魅力的なのです。宇宙人という設定に負けない美女なのでした。メガロマン七不思議その二は、なぜ若いヒロインより圧倒的にお母さんに魅かれるのかということでした。「カード図鑑 メガロマン」にも単体カードが二枚あります。なお、お父さんは川津祐介。他に、穂積ぺぺ、黒部進がレギュラーで出ています。黒部の役はベーロックという悪者。名前を逆さにしています。

 このブログのどこかで、私が思う一番かっこいい主題歌は「宇宙の騎士テッカマン」だと書きましたが、エンディングで一番かっこいいのはメガロマン「我が心のロゼッタ星」だと思い続けています。     つづく
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No title

こんにちは!好きなブログとして名前を挙げていただき、嬉しいです。ありがとうございますe-446
「カード図鑑 メガロマン」、手に入れられたんですね! 四天王寺に出店されている小熊山雑貨店さん、ちょこちょこレアで貴重なものを置かれているのであなどれないんですよ。でも特撮系にもそこまでお詳しいとは知りませんでしたe-451 私はメガロマン、全く知らないですから。

>獅子堂たかし・ひろし…大金持ちのおぼっちゃんみたいな名前です(すまんのう〜)。

すまんのう〜、この名前見て私もすぐ連想しました(笑)ヒロインより主人公のお母さんの方が魅力的というのもなかなかレアですね。

好き!好き‼魔女先生

「カード図鑑 メガロマン」を入手できたことについては、いくら感謝してもしきれません。

 それとは別に、いま「ソラリスの時間」に書いておられる「好き!好き‼魔女先生」論を刮目して拝読しています。これほどつっこんで深く考察された魔女先生論は無かったと思います。池田憲章先生が「アニメック」に書かれていたものを超越しています。大勢の人が読まれることを願います。

No title

魔女先生の記事をそんなに高く評価していただけるなんて、思いもよらなかったので嬉しいです!! ありがとうございますe-466
自分としては、感じた事をうまくまとめきれていない、表現しきれていない気がしてもどかしい思いがあったので、そう言う風に言っていただけると、書いて良かった〜と思います。あの時代のドラマ、やっぱりいいですよね!e-454

彼岸会

今日3月20日、四天王寺の彼岸会に行ってきました。小熊山さんの店も出ていました。物色したら、朝日ソノラマのカード図鑑をばらした怪獣カードが一枚300円で売られていました。「メガロマン」は64枚セットで4000円でした。計算が合わない気がしたので、「これ一枚300円か?わし、この前一冊そろいで買うて4000円やったで」と疑問を呈したら、「バラにして並べておいたら、外国人のひとが買っていくのヨッ」と言われました。まったくあなどりがたい商法です。二枚も三枚も上手でした。

敵味方に別れても

21話においてメガロマンが十字架に磔にされてダガーが爆弾処刑のボタンを押そうとした時、一瞬ためらいました。興奮していたのかも知れませんが、もしかすると双子であるがゆえに彼の意志とは関係無く一瞬「拒否反応」を示したようにも思われます。
その後のエピソードにおいてもダガーはメガロマンのことを「敵ながら見事だ!!」と認めたり最終回ではメガロマンとの戦いで敗れた際には「さすがは俺の兄貴だ・・・」と言って倒れたり元の姿に戻ってマリーに抱かれながら「俺は、ひろしじゃない・・・黒星族のダガーだ・・・」と言いつつも息絶える寸前には「おか・・・(お母さん)」と言いそうになっていました。
やはり敵味方に別れてもたかしとダガーの心と身体は、どこかお互いに通じ合っていたのかも知れません。

黒星族

 ダガー=ひろしは黒星族を滅亡の危機から救うために立ち上がりました。自存自衛は民族の権利です。途中で下克上を起こして総統に成り上がるのですが、男の野望として当然です。男らしく戦うことに最高の価値をもとめる黒星族。それはたてがみ族も同じです。女達もまた、そんな男を育て見守ることに誇りを持っています。
 二つの部族は生死よりも魂の誇りを賭けて戦うのですが、なおも、兄弟、母子の情愛をふりきれないドラマに哀愁と感動がありました。
プロフィール

ハヌマーン&さとる

Author:ハヌマーン&さとる
怪獣本・特撮書籍の蒐集。

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