仮面ライダーBLACK RX


「宇宙船」Vol.44(昭和63年9月)。今号は日本特撮の特集や作品研究がありません。めぼしい記事としては、「新・宇宙大作戦(STAR TRCK THE NEXT GENERATION)」の紹介。新シリーズ「仮面ライダーBLACK RX」が10月よりスタートするという話題くらい……めぼしい記事と書きましたが、それは私の価値基準であって、「宇宙船」には毎号、2級3級以下の内外のSF、ホラー映画及びビデオソフトの紹介に多くのページが割かれています。マニアの人にとっては貴重な情報源だったと思います。

 今回のイラスト。そのままRXを描こうと思ったのですが、気が変って、RXのために石ノ森章太郎先生が描かれたデザインスケッチの中から、一番かけ離れたものを選んでイラストにすることにしました。自分でも出来上がりが楽しみだったのですが、「仮面ライダーエグゼイド」放送中の平成28年現在の視点から見ると、違和感の無いありきたりな姿におさまってしまいます。
 新ライダーが登場するたびに「こんなん仮面ライダーやない」という批判の声が聞かれます。RXのときはマツダがスポンサーについたからか、四輪の自動車ライドロンが不評でした。仮面ライダーが自動車に乗るというイデオロギー的なことに加えて、ライドロン自体が不格好でした。———それから26年後にトライドロンを運転する車好きの仮面ライダー・ドライブが登場します。ドライブのときに作られた映画「仮面ライダー3号」に、ドライブのピンチを助けるためにRXがライドロンで参戦しました。何十年ぶりかで見るライドロンの疾走…恩讐を超えた感涙がありました。
 仮面ライダーというのは、もともと自由度の大きいキャラクターだったのかも知れません。いまやモチーフがバッタという定義は完全に崩れてしまいました。昆虫という枠も破られ、動物の域も脱し、ミカンやドングリの仮面ライダーもいます。もう何でもありなのかと思ったら、両親が死亡あるいは存在が不明という点だけは堅持され続けています。
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怪獣本・特撮書籍の蒐集。

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