仮面ライダー1号


 Vol.10のあまりにマイナーな特集に、この雑誌は当時売れていたのだろうかと無用な心配をした私ですが、ここで増刊号が出ていました。「宇宙船臨時増刊3D・SFワールド」(昭和57年7月10日)。宇宙船に送られてきた読者の自作モデルの写真があまりにたまってきたので、これを消化するために発行されたようです。宇宙船に投稿が掲載されても謝礼は一切ありません。つまりはもとでがかかっていません。判型も小さくて薄いのですが、定価は本誌と同じ680円です。一抹の疑問は残ります……。
 この増刊号にも、やっぱり造型講座が載っているのですが、製作過程の写真と解説を読みながら造っていっても同じ物が出来上がったためしがありません。それよりも、完成にたどりつくまでに、どこかで行き詰まります。なぜかと思ったら、熟練モデラー達は言葉で説明できない感覚にたよって造っている部分が多いからです。そして、道具も大事です。違う道具を使ったら違う物が出来上がります。かと言って、同じ道具を使ったら同じ物が出来るかというとそうはいきません。大袈裟に例えるなら、宮本武蔵の二刀流とか王貞治の一本足打法みたいなものです。最近の宇宙船に造型講座が無くなったのは、実は伝承不能の個人芸だったからです。なお、梨田監督の現役時代のコンニャク打法は子供がよく真似をしました。

 この増刊号に造型の観点から仮面ライダーを再評価する小論が書かれています。無署名なのですが、おそらく、仮面ライダーを小学生で見ていた世代の人だと思われます。上の年代から不当に軽視され続けていた仮面ライダーについて、少なくとも造型物としては傑出していることは認めざるをえないだろうと、まだ控えめな論調です。作品論として「仮面ライダー」の評価がどう変化していったかも検証する興味の対象になりました。
★特撮ひっかけクイズ第1問 仮面ライダー新1号の腕のラインは何本でしょうか? 答 4本。写真でも映像でもわからないのですが、肩につながる2本と体側につながる2本があります。
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怪獣本・特撮書籍の蒐集。

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