デンジマン


前回のつづき
 最近の「宇宙船」はほとんど仮面ライダーと戦隊でページを占めていますが、創刊号では「電子戦隊デンジマン」が新番組として白黒2ページで紹介されているだけです。作品研究で取り上げられるのは「破裏拳ポリマー」。のちに編集者が「アニメブームだったので、実写だけで本をつくることに不安だった」と述懐されていますが、当時はガンダムによるアニメロボット全盛期で、「ポリマー」なんて5年前に終了した作品でした。その企画で売れゆきが上がるとは考えにくい……

 立体フィギュアとともに、「宇宙船」は最初から同人誌の紹介に力を入れる雑誌でした。ファンジン編集者座談会が創刊号のメイン記事です。出席者全員の名前をここに記録して、最大限の尊敬と感謝を献じます。前回ことわりましたように、まだ特撮ファンという言葉や意識は無いのですが、この人達によって「特撮」は文化として確立し継承されたのです。
石田一さん(モンスターズ)
勝田安彦さん(恐怖映画研究会)
開田裕治さん(衝撃波Q)
中島紳介さん(パフ)
竹内義和さん(コロサス・コーオペレーション)
聖咲奇さん(司会)
 昭和30年頃に生まれた人達で、映画館で円谷英二の新作を観て、ウルトラマン誕生の瞬間に立ち会えた、私から言わせれば、日本開闢以来、一番幸福な子供です。ただ、特撮怪獣の絶頂期を知っているだけに、子供時代の体験は嬉しそうに語られるのですが、「デンジマン」しか無い現状については暗くなります。
 対談の最後に、SFとか怪獣に熱心になる人は関西が多いことに気がつきます。会の同人の名簿を見ると、大阪、兵庫、京都、奈良に集中しているというのです。実際、このあと「宇宙船」の投稿欄などを、こまめに読んでいますと知っている人の名前が出てくることがありました。相撲は九州弁、野球は広島弁と言われますが、SFは関西弁で語るのが似合います。
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ハヌマーン&さとる

Author:ハヌマーン&さとる
怪獣本・特撮書籍の蒐集。

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