飛べ!孫悟空


 話題を進めるつもりでしたが、やっぱりテレビマガジン10年目で採られた大人気投票の結果を検証しておくことにします。
第15位 勇者ライディーン ロボット美の極致と云われるライディーンは安彦良和さんのデザイン。ロータスクーポンを5500点集めるとライディーン人形がもらえるというキャンペーン広告が当時のテレビマガジンに載っています。
第14位 快傑ズバット 前回、テレビマガジンはズバットを推していなかったと書きました。実際、無視していたと書いても過言ではないのですが、よく見たら放映前こそ、盛んに煽っていました。現物写真が無いため記事はイラストで、まだ白くて、名探偵ズバットというタイトルだった期間もあります。
第13位 マッハバロン なんとマッハバロンがライディーンより上位にいます。
第12位 グレートマジンガー ミスターテレビマガジンはここにいます。
第11位 ザウルトラマン 初めてテレビマガジンに掲載されたウルトラマンです。ウルトラシリーズとしても円谷プロ作品としても初。裏事情はわかりません。
第10位 飛べ!孫悟空 実写版も出演者が話題だったのですが、人形劇の方も負けていません。全盛期のピンクレディー、郷ひろみ、山口百恵らが出ています。個人的に貴重だと思うのは、猪八戒が加入する第2話。ストーリーの中心が高木ブーなのです。
第9位 レインボーマン 私の体験的感覚ですが、レインボーマンについてだけは女子と話が合います。女子に支持されてのランクインなのでしょうか?
第8位 電人ザボーガー 70年代のピープロ作品はテレビマガジンがおさえているのですが、二作のライオン丸だけは小学館にとられました。
第7位 マジンガーZ テレビマガジンの守護神はここにいます。
第6位 タイガーマスク二世 私がこの時期のテレビマガジンを買っていた理由です。旧タイガーマスクについての記事もあり、往時の「ぼくら」「ぼくらマガジン」のために描かれた生頼範義さんのイラストが復刻されていたのです。
第5位 黄金戦士ゴールドライタン 玩具が売れた番組。タツノコプロ作品。タツノコではキャシャーン、ポリマー、テッカマンがテレビマガジン。しかし、ガッチャマン、タイムボカン・ヤッターマンを小学館にゆずってしまいました。 
第4位 ゴジラ へ?
第3位 仮面ライダースーパー1 15位までに仮面ライダーが一人だけ……しかも、スーパー1…?
第2位 太陽戦隊サンバルカン 落日の仮面ライダーを尻目に、日の出の勢いなのが戦隊!

 そして、一位がガンダムです。異議を申したくないのですが、仮面ライダー、マジンガーの頃はテレビマガジンが先頭に立って牽引していたのですが、ガンダムについてはブームの後追いでした。ちょっとなさけなく思います。
 少年倶楽部。少年マガジン。講談社の子供雑誌の良心を継承したのがテレビマガジンだと決めて私論を展開してきました。少年マガジンが変節したように、現在のテレビマガジンも体質の違う雑誌になっています。そのことを憂うのが本旨ではなく、ただ懐古するものです。
 良心と書きましたが、「赤い鳥」「銀の鈴」が子供雑誌だと思われていた時代、剣豪潭や探偵物が連載される少年倶楽部は俗悪雑誌の烙印を負っていました。やがて、昭和10年に発行部数75万部の最盛期をむかえるのですが、支那事変勃発後の経済統制にともないページ数削減の勧告を受けます。かの、のらくろも昭和16年10月号をもって連載を終了しました。最終的な休刊は昭和35年なのですが、戦後はついに少年雑誌の王者の地位に返り咲くことはありませんでした。

 少年倶楽部の紙数削減について、若い人のために少しだけ注釈をつけておきます。支那事変が拡大してページ数の制限を受けたと聞けば、戦争で日本経済が疲憊したのだと思われるかも知れませんが、むしろ逆だったのです。戦争遂行という緊急重要事態のために、少年雑誌の付録や漫画を削減するような緻密な経済統制や軍事予算の拡充に議会国民の同意が得られ、生産効率も向上し国力も強化されていったのです。事変前の陸軍は十七個師団だったのですが昭和16年には五十一個師団に増えました。(一個師団は三聯隊)これに世界最強の海軍があります。パラドックスのようですが、支那事変があったからこそ対米戦の見込みがつき、支那事変が終らなかったために対米戦に全力を投入できなかったのです。
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ハヌマーン&さとる

Author:ハヌマーン&さとる
怪獣本・特撮書籍の蒐集。

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