光速エスパー


「宇宙船」Vol.17(昭和59年2月)。特集は1956年公開「禁断の惑星」。有名なロボット、ロビーの登場する映画です。既にMASTER PIECEではあるのですが、聖咲奇さんは、冷厳な作品評で分析されています。
 この年、東宝の超大作SF映画「さよならジュピター」が完成しました。本来ならば、カラー頁を割いて大特集を組んでもよいと思うのですが、川北紘一監督の特撮製作日記が掲載されているだけです。原作の小松左京さんは、特撮映画が怪獣映画と同義語である日本人の意識を改革したいと思っておられました。しかし、「メカゴジラの逆襲」以降に胎動した特撮ファンという意識集団の悲願、あるいは活動の当面にして最大の目的は『ゴジラ復活』だったのです。

 第二特集は「光速エスパー」。テレビドラマが放映されたのは昭和42年ですが、東芝のマスコットとして、昭和39年から存在していたキャラクターだったそうです。テレビとは関係なく、近年までずっと電気屋の店先に立ち続けていました。光速エスパー=東ヒカルを演じたのは三ツ木清隆。後年のインタビューでは、コスチュームに通気性が無く苦しかったとか、監督やスタッフが厳しくて怖かったとかいう話しをされていますが、個人的に引っかかったのは、学校に行ったら下駄箱などにラブレターがたくさん入っていたというエピソードです。大人になってから変身ヒーローの役をやっても、それほど同年齢の女子に尊敬されないと思うのですが、子供の頃に変身ヒーローをやっていたら、どれほどモテるものなのでしょうか?私の経験値からは推測できず妄想が肥大していくばかりです。

 前号から増尾隆幸さんがオリジナルモンスターデザインについて考察する連載を始められました。映像モンスターの限界と可能性に挑み追求していく過程で“ぬいぐるみ”という言い方は適切でなくなるときがくると予言されています。ただし、まだ「エイリアンのぬいぐるみはパーツに分割される方式だった」と書かれています。
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ハヌマーン&さとる

Author:ハヌマーン&さとる
怪獣本・特撮書籍の蒐集。

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