バードン


あけましておめでとうございます。
 トリ年なのでバードンです。鳥怪獣と言えばバードンがまっ先に思い浮かんだのですが、「タロウ」にはもう少し鳥らしいフライングライドロンとオウム怪獣エレジアがいました。
 また、よく見たら「タロウ」の怪獣には鳥類の属性である嘴をつけた怪獣がたくさんいます。シェルター、ムルロア、ムカデンダー、カタン星人、グロスト、ゲラン、ガラキング、改造ベムスター……鳥インフルエンザが流行ればまとめて殺処分されそうです。それにしても、鳥インフルエンザのたびに、何万羽ものニワトリが生き埋めにされ焼き殺されますが、あんな残酷なことはありません。ニワトリにとっては保育園の抽選に外れるどころではない不条理です。日本に対する呪詛を唱えながら死んでいくのでしょう。
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ハヌマーン


「みざる きかざる いわざる」古代印度仏教の戒めらしいのですが、本朝における処世訓としてつくづく真実です。見るから腹立つ、聞くから気になる、言うからけんかになる。ややこしい物事には「見ざる聞かざる言わざる」で責任回避するにかぎります。失敗ばかり積み重ねてきて、やっとわかりかけてきました。
 ならば「みざる きかざる いわざる」の流儀でいけば成功するのかというと、それでは小学生は勉強しませんし、無言では商売も出来ませんし、情報が無くては戦争も勝てません。ここに禅味があります。勉強はわかってもわからなくてもよいし、商売は儲かっても儲からなくてもよいし、戦争は勝っても負けてもどっちでもよいのです。衆生を佛土として全て肯定するとき、己はその中に溶けて消え込んでしまいます。とりたてて見る必要も無く、もとめて聞く理由も無く、あえて言う意見も無いのです。

ウルトラマンタロウ


「ウルトラマン大百科」(勁文社・昭和53年)これぞ!名著。文/酒井敏夫(竹内博)、中島紳介、徳木吉春、協力/池田憲章、金田益実、富沢雅彦、原口智生。家で読んで、外で読んで、学校で読んで…いまなお手もとにあります。座右の書とはこのことでしょうか。「Q」から「レオ」までの全話の梗概と怪獣の写真が載っています。「レオ」終了後に出た本なのに表紙のメインイメージがタロウになっているのは、当時の人気投票での一番がタロウだったからだといわれています。それまでの子供向け怪獣図鑑は、地底怪獣、宇宙怪獣といった分類だったのですが、この本では放映順に並んでいます。そして、脚本、監督、特殊技術担当者がわかる放映リストがついています。現在でこそ当たり前なのですが、画期的なことだったのです。

 この大百科の白眉は、みひらきごとにあるコラム「うらばなし」です。タロウ8話の通行人は熊谷健プロデューサーだとか、レオ32、33話の中川信夫監督は新東宝で「東海道四谷怪談」「地獄」を撮った怪談映画の名匠といった知識が満載なのです。
 小さくて分厚くてズシッと重い勁文社の大百科。値段も高いのに、書いてある内容は勉強の役に立たないことばかり。その背徳感がまた魅惑でした。ウルトラの本家というべき小学館からもコロタン文庫のレーベルで同じ体裁の「ウルトラマン全百科」が出ていましたが、程度が低くて大百科にはおよびません。
プロフィール

ハヌマーン&さとる

Author:ハヌマーン&さとる
怪獣本・特撮書籍の蒐集。

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